ランチタイムでも生しらす丼を出してくれる、銀座でも数少ないお店。ただ、この日は生しらすはなく、通常の釜揚げしらすの丼だったので、他のメニューを注文することに。
で、「いくら・しらす合いがけ定食」や「南蛮漬定食」といった、魅力的なメニューから注文したのは、小柱のかき揚げ定食。このメニューに限ったことではないのだが、多くの定食に「刺身つき」の一言が添えてあるのが嬉しい。
さて、カウンターの周りに置いてある、夜のメニューを眺めながら8分ぐらい待つと、おかみさんの手で運ばれてきた。
かき揚げ定食なので、天麩羅定食的に別皿で出てくるかと思いきや、天丼スタイル。大きなかき揚げの他にピーマンとナスの天麩羅が、ゴロンと乗っている。

早速、かき揚げを食べると、築地の「黒川」のように、貝柱がゴロゴロというものではなく、表面で天つゆをじわっと吸った衣の中に、無数の小柱が点在しているという作り。なので、衣の味そのものに小柱がアクセントとして、そして旨みとして組み合わさっている。また、ピーマンもナスも丁度いい揚がり具合。
また、「刺身つき」とされる刺身も主役級。脂が乗ったトロと十二分の噛み応えを持つタコは、副菜以上の役割を果たしてくれる。天つゆのご飯ではなく、白米で食べたかったというのが本心。
漬物は、二十日大根と赤山大根、そしてキュウリ。おかみさんお手製なので、色々な旨みが詰まっている。また、お味噌汁にも瓜が入っていたりと、野菜に対する細やかな気配りと使い方が印象的。
そして、カウンターから見える、厨房で真っ当に調理をする職人さんの姿も印象的である。